概要

イントロダクション

2013年にヤングエースにて朝霧カフカ(原作)・春河35(漫画)によりコミックス連載開始、
2016年にTVアニメ化。
さらに2017年にソーシャルゲーム化、2018年には劇場アニメ化、舞台化と
次々とそのメディア展開の場を広げている「文豪ストレイドッグス」。
コミックスは現在15巻まで刊行され、シリーズ累計500万部を突破。
TVアニメの第1クールのエピソードをもとにした舞台第一弾は
横浜・東京・大阪で上演され、全席完売の大ヒットを記録した。

そんな「文豪ストレイドッグス」舞台化第二弾の原作に選ばれたのは、
TVアニメ13話〜16話で放送された、ファンの間で熱狂的人気を誇るエピソード「黒の時代」。
コミックス原作者である朝霧カフカが自ら手がけた小説版、
「文豪ストレイドッグス 太宰治と黒の時代」は角川ビーンズ文庫より刊行されている。

本舞台の演出・作は舞台「文豪ストレイドッグス」第一弾で好評を博した
中屋敷法仁と御笠ノ忠次のタッグが引き続き担当。
「黒の時代」独自の作品性を踏襲しつつ、舞台ならではの息吹を与える。
四年前——夜の闇が今よりもずっと青かった頃。
これは第一弾では語られなかった、まだ太宰治が「武装探偵社」に入社する前の話である——。

常人ならざる「異能」の力を持ち
ヨコハマの裏社会に巣食う悪虐の徒、
その名は「ポートマフィア」。

最年少幹部・太宰治、
下級構成員・織田作之助、
秘密情報員・坂口安吾。

階級を重んじる組織にありながら
立場を越えて交わる3人は、
仄暗いバーのカウンターに肩を並べ
今夜もグラスを傾ける。

あの日、ひとりが消息を絶つまでは……。

男は何を求めてマフィアとなり、
何を失い訣別したのか?

胸襟を開かぬ彼らに代わり
一葉の写真が物語る。
黒の時代、闇の中に光る“何か”を。

これは、まだ太宰治が「武装探偵社」に
入社する前の話である——。

物語